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なんだかすごくうざやさんが書きたい気分だったけどそんなに時間もないしで適当に書いてみた。
実は他の場所にもあげてたりするうざやさんとみかどくん。
イザシズよりイザミカが好きな私は覚醒帝人が大好きです。
追記からーのその前にメルフォ返信。
6/2ゆきね様
こんばんはゆきね様!
こちらこそ、いつもゆきね様宅のお二人に癒されております。
どうやったらあんな癒しオーラを出せるのかしら。
召喚でゆきね様が呼び出せて私は大変満足しております(つやつや)
だって嬉しいんだもの!
今度は是非Sレムを追い詰めるゆきね様レムが見たく・・・
絡みは確かに少なかったですね。あうう・・・もっと絡みたかったよう。返す返すもあの時当たったのがシェゾじゃなくてレムだったならセクハラしまくっていたろうに・・・!
わわ、あんな会話文だけの文字に反応ありがとうございました!
確かにうちでレムシェのっけるのは初の試みでした・・・。
サイトにのっけることは恐らくないでしょうから、時々どうしても書きたい、って時はブログで書くかもしれません。
拍手メッセージありがとうございました。
その他の皆さまも拍手いつもありがとうございます!
では追記をどうぞ。
「人間はどうして戦争なんてするんだろうね・・・君もそう思わないかい?」
静雄さんに頭でも殴られておかしくなったのかな、と反射的に思った。窓から青くて高い空が見えたので、とりあえず現実逃避しておいた。あーいい天気だ。アイスクリームが小島みたいにぷかぷか浮かんだ緑の合成着色料入りフロートをなおざりに押しやって、なんでこんなことになってるんだろうと考えたら涙が出そうになった。
ファミリーレストランなんてものは全国区でチェーン展開されている。
統一された味とメニューに安心感を覚えながら久し振りの外食に心を躍らせた。
たまの贅沢だとメニュー表を開いて目を滑らせた瞬間に聞き覚えのある声が降ってきた。
「やあ帝人くん」
片手をひらひら振ってにこやかな笑みを顔いっぱい表している青年に彼は見覚えがある。
「臨也さん」
大股でテーブルに歩み寄った彼は誰に断ることもなく帝人の真向かいに腰掛けて奪い取るようにメニューを取り上げて「彼にメロンソーダのフロート。俺は後からでいいや」適当にオーダーを通してメニュー表を放り投げた。
「あの、ちょっと臨也さん?」
急な出来事に目を白黒させる帝人ににっこり笑いかけて(ああそれはもう鳥肌が立つような笑みで)
「ちょっとお話しようよ」
この人に正論が通じたことがないのだと半ば諦めて、一番の懸念事項を口にした。
「静雄さんに見つかりますよ」
「ご心配なく。とっくに一戦交えてきたからね」
ツッコミたい点はとりあえず二つほどあったが臨也さんにそれを言う勇気は生憎持ち合わせていない。
お待たせいたしました、とやる気のなさげなウェイトレスが色鮮やかなフロートを運んで「ごゆっくりどうぞ」要らない気遣いをくれた。
マニュアル通りなのは知ってるけど、今に限っては言って欲しくなかったと帝人は心の中で思って、一口分だけ緑色の液体を口に入れた。甘ったるい味がした。
そして冒頭へ続く。
「それでどうしたんですか臨也さん。頭でも打ちましたかまったく新宿に引き籠っていればいいのにわざわざ静雄さんに殴られに来たんですかドMだったんですかそれは知りませんでしたついでに脳の中身もシャッフルされたようですね非常にいいことだと思います」
「いきなり饒舌だね帝人くん、でも残念今日はシズちゃんに殴られてないよ」
「それは残念ですね、それならどうして臨也さんが一般人みたいなことを言いだしたんですか?」
「それはだね帝人くんテレビで紛争地帯の特集があっていたからだよ。これは一般人の感性を持つ君に是非答えてもらいたいと思ったんだ」
「はあそう言われても、一体何を言えばいいのやら」
フロートのバニラアイスは溶けだして、緑の液体に白が混じり出している。
そこでようやく少年は飲まなければという義務感に駆られて再び口をつけた。氷の溶けだした、薄い甘さが舌に染みる。
向かいに座る臨也は未だあーだこーだと弁舌をふるっているが、帝人は所詮平和な日本で生まれて生きた平々凡々な少年である。戦争を経験したことなど勿論ない。故に答えられない。自明の理だ。
「ちょっと帝人くん、真面目に聞いてる?」
「聞いてません。一介の男子高校生にそんな難しいこと訊かないでください」
「まあ聞いてくれ。これはそんなワールドワイドな質問じゃないんだよ実はね」
そうだねえ例えばだ、と折原臨也は視線を宙に彷徨わせた。アイスはすっかり溶けてしまってグラスについた水滴がテーブルを濡らしている。
「ダラーズや黄巾族なんかの抗争だと思いなよ」
溶けて白い膜になったバニラが緑と混ざって模様を描く。
「それでは改めて君に問おう、この世から戦争がなくならないのはどうしてかな?」
相対する誰もが顔を顰めるような極上の笑みと相対しても尚表情筋を動かすことのない少年はずずっと音をさせてぬるくなったフロートを啜り、いたってこともなげに
「愛しているからですよ」
陳腐な言葉を吐き出した。
「そう、愛。人間は愛しているから銃を握り剣を振り下ろし他人を害し陥れ欺き傷つける」
結局それを言いたかったんじゃないか。僕が答えても答えなくても同じことを言っただろう確証がある。
しかしそれはまるでどこかの誰かのようだと少年は言わなかった。
仕方がないのでちっとも量を減らしていない不味いフロートを啜ることで少年は青年に抗議することにした。
今日も世界は愛に溢れている。
(たまたま静雄さんが通りかかってくれないだろうか)
「そんな偶然あるわけないよ帝人くん!」
(・・・歓迎されてないことが分かってるんならどこか行ってくれないかな)