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私、ホラーがすごく好きなんです。
と言いますか怖い話が。
一番好きなのは、怖くない怖い話。
矛盾なんてしてませんよ、実際あるんですから。
映画なんかはおどろおどろしい雰囲気で、呪いだとか幽霊だとかが来る、っていうそんな感じが好きですけど。でも漫画では逆に全く怖くないものの方が好きです。
幽霊も妖怪も何もないホラー。
あの明るい恐ろしさはとても表現し難いものがあります。
ああ、「世にも奇妙な物語」に似ているかもしれません。
むかーしの、そうですね・・・十年くらい前、だったかな。よくは覚えていないけど。
「トワイライトチャンネル」っていう漫画があったんです。あ、それ単体での単行本はないです。
一話読みきりタイプで、何話あったっけ。短い話です。ほんの数ページの。
毎回全く繋がりのないホラーで、唯一共通するのが、テレビ。
中でも一番怖かったのは「ラッキーボーイ」でしたね。
いわゆる「猿の手」みたいな話ですが、違うのは主人公に一切報復が来ないこと。
通販で幸運のペンダントを買い、それからただひたすら幸運になっていく。
見返りも何もなく、ただ幸運に。
これが怖いんですよね。読めばこの怖さは分ります。
あとは・・・題名は忘れてしまいましたけど、誰も死なない話。
ホラーといえばだいたいが命の危険に対する恐怖です。
でもこれは、誰も死なない。それどころか命を危険に晒すようなことが一切ない。
でも異常に怖い。
ただの告白の話です。男性がある女性を好きになって告白するけれどそれが失敗する話。そしてこれの一番恐ろしいところは「誰にでも起こりうる」ということ。
あまりにも日常すぎる。
そこがいいんだけど。
有名どころも面白いけれど、自分の好みにぴったり合ったマイナーなホラー漫画を見つけた時はたまりませんね。特に古いホラーほど飾りがなくて面白い。